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【鈴木啓太 視点】セネガル撃破へ効果的な“左右の揺さぶり”

[ 2018年6月21日 09:18 ]

W杯1次リーグH組

<セネガル・ポーランド>後半15分、ゴールを決めたニャン(右)をダンスで祝福するセネガルイレブン(AP)
Photo By AP

 セネガルは非常に能力が高く、特にカウンター攻撃が鋭くて速かった。組織的な守備からボールを奪ってFWニャンを中心に前線の能力のある選手が縦のスピードを生かして攻めていた。スタイルは現代サッカーのトレンドといってもいいだろう。

 その中で、ポーランドの攻撃は日本にも参考になった。サイドから攻めてチャンスをつくっていたが、サイドを突破して逆サイドに展開し、左右に揺さぶることで守備の陣形に隙ができる。セネガルの選手は時折ボールウオッチャーになることがあるので、そこを突いて逆サイドに展開していけば効果的だ。守備は個人の能力差を考えれば1対1で抑えることは簡単ではないが、組織で守る前提の上で、1対1で食らいついていくことも必要だろう。

 日本はコロンビアに対していい入りをした。ゲームが始まり、コロンビアが試合に慣れる前に日本がゲームに入った。体を張ったプレーで先制のPKにつなげたが、実力差があった中で勝ち点3を取れたことは評価できるだろう。(元日本代表MF)

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2018年6月21日のニュース