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メッシのいないW杯が現実味…本拠△で予選敗退圏に転落

[ 2017年10月7日 05:30 ]

ペルーと引き分け、呆然と立ち尽くすメッシ(左)を励ますサンパオリ監督(AP)
Photo By AP

 メッシがいないW杯が現実味を帯びてきた。18年W杯ロシア大会の南米予選は5日、5試合が行われ、前大会準優勝のアルゼンチンは、FWリオネル・メッシ(30=バルセロナ)が不発に終わり、ホームでペルーと0―0で引き分け。勝ち点25で、プレーオフ圏の5位から敗退圏の6位に転落した。10日の最終戦は敵地で8位エクアドルと対戦。また、欧州予選では前大会優勝のドイツやイングランドが本大会進出を決めた。

 メッシを擁するアルゼンチンが、崖っ縁に追い込まれた。勝ち点で並ぶペルーとホームで痛恨のスコアレスドローに終わり、チリに抜かれて敗退圏の6位に転落。6月の就任から3戦連続の引き分けとなったサンパオリ監督は「試合を通して優位に進めたが、突破口を見いだせなかった」と肩を落とした。

 頼みのエースがまたも不発に終わった。ボール支配率66%、シュート数で22対2と圧倒した試合で、メッシは試合最多8本のシュートを放ちながら3試合連続の無得点。バルセロナで今季リーグ7戦11得点と絶好調なのとは対称的に、南米予選は9試合でわずか4得点だ。

 最終戦はホームで0―2と完敗したエクアドルと、標高2850メートルの高地キトで激突する。勝てば5位以内に浮上するが、勝たなければ74年からの連続出場が11大会で途絶える可能性がある。指揮官は「いい状況ではないが、自分たち次第だ。まだW杯に行ける自信はある」と、強豪国のプライドを懸けて大一番に臨む。

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2017年10月7日のニュース