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アルゼンチン代表 サンパオリ新監督の初陣を白星で飾る

[ 2017年6月9日 21:18 ]

 アルゼンチン代表が、ホルヘ・サンパオリ新監督(57)の初陣を白星で飾った。9日にオーストラリア・メルボルンで行われた親善試合でブラジル代表を1―0で破った。

 前半45分、左CKをショートパスでFWメッシ(バルセロナ)がつなぎ、MFディマリア(パリSG)の左クロスからDFオタメンディ(マンチェスターC)がヘディングシュート。右ポストに跳ね返ったボールをDFメルカド(セビリア)が押し込んだ。今季率いたセビリアでの教え子が決めた記念すべき“1号”に、サンパオリ新監督は両手を振り上げて派手なガッツポーズで喜びを表現した。

 サンパオリ監督は、成績不振で4月に解任されたバウサ監督の後釜として1日に就任。アルゼンチンでは本領を発揮できないとされるエースについて「メッシはバルセロナでチームの一員として、他の選手と連携してプレーしている。代表でもそのような相乗効果を生み出したい」と話していた。この日はメッシを右FWに配置。1トップのイグアイン、トップ下のディバラ(ともにユベントス)、左FWのディマリアと豪華カルテットを組んだ。エースからゴールは生まれなかったが、新たな可能性は示した。

 FWネイマールが休養で不在とはいえ、既に18年W杯ロシア大会出場を決めたブラジルを撃破。15年にチリ代表を南米王者に導いた名将の下、南米予選5位から巻き返しに向けて、さい先の良いスタートを切った。

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2017年6月9日のニュース