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15歳・久保、大会最年少弾狙う!U20W杯初戦VS南アフリカ

[ 2017年5月21日 05:30 ]

U―20W杯韓国大会・1次リーグD組   日本―南アフリカ ( 2017年5月21日    水原 )

U−20日本代表練習で久保(右)は小川とダッシュする
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 サッカーのU―20W杯韓国大会で1次リーグD組の日本は、21日に南アフリカとの初戦を迎える。20日は試合会場近くで調整。チーム最年少のFW久保建英(15=FC東京U―18)はベンチスタートが濃厚ながら、スーパーサブとしてU―20W杯史上最年少弾を狙う。大会は20日に開幕し、1次リーグA組では開催国の韓国がギニアに快勝した。

 最後の調整を終えた15歳の表情には期するものがあった。南アフリカ戦を控えた前日練習。久保はFKとPKを蹴ってから先輩たちと共に引き揚げた。飛び級で挑むU―20W杯の開幕を目前にしても緊張はなく「初戦はグループリーグを突破するために重要になる。初戦次第でどちらにでも転ぶ」と冷静だった。

 戦術練習の冒頭で控え組だったことからベンチスタートが濃厚。最近の練習では途中から主力組に入って小川と2トップを組んでおり、内山監督からスーパーサブとして期待されていることは確かだ。「いつ出てもプレーできるように準備しています」。流れを変える働きを自分自身でイメージしてきた。

 求められる役割の一つがゴール。これまでの大会史上最年少弾は、87年チリ大会でバーレーンのモハメド・ハラズが16歳33日で決めたゴール。今大会で久保より年少は22日に初戦を迎えるセネガルのFWウセイヌ・ニアン(15)だけ。21日の南アフリカ戦を15歳11カ月17日で迎える久保がネットを揺らせば記録更新だ。

 そんな注目度の高さもどこ吹く風。「正直、自分は実力よりも注目度が高い。注目されてて結果を出せないとガッカリされてしまう」と足元を見つめ直した。過去、日本の初戦通算成績は2勝1分け5敗。窮地に陥った時、満を持して天才レフティーがピッチに立つ。

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