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香川、チームバス襲撃に胸中告白「本当に怖かったし、今も怖いです」

[ 2017年5月21日 16:37 ]

ドルトムントの香川真司
Photo By スポニチ

 ドイツ1部ドルトムントの日本代表MF香川真司(28)が21日、自身のブログを更新。4月11日に自身らが乗ったチームバスが襲われた事件について、長文で自らの思いをつづった。

 香川は「伝えたい事」とのタイトルでブログを更新。今季のドイツ1部リーグ戦が終了した、このタイミングで「応援して頂いている皆さんに伝えたい事があります」と切り出すと、「ブログで伝える事ではないかもしれません。本来であればしっかり自分の声で伝えるべきかもしれません。どのように伝えればいいか悩みました。でもただ皆さんに自分の思った事、経験した事をしっかりと伝える場として今回はブログに書かせてください。4月11日モナコ戦チームバスが襲われた件です」とチームバス付近で爆発が起こった事件について触れた。

 香川は楽しみにしていた欧州チャンピオンズリーグに向けて、いつも通り音楽を聴きながらチームバスに乗車。「皆が揃ったのでいつも通りバスが出る。出て100メートルぐらいかな。大きな音が鳴りました。びっくりというか、何が起きたか?その時はよく分かりませんでした。爆発?なに?その時は、銃でバスが撃たれたと思いました」と襲われた時の様子を生々しく振り返った。

 そして、「家に帰って、色々心配してくださる方からも連絡がきましたが、あまり頭に入らず。ベッドに入り寝ようとしても寝れず。やっと少し寝て夢を見ました。同じ情景、同じ音 またバスのガラスが割れる夢。本当に怖かったし、今も怖いです。本音いうとバスに乗るのも、試合に行くのも」と現在も恐怖感が残っていることを告白。「このような状況は、もう誰も経験して欲しくない。世界がこのような恐怖や、争いのない世の中になって欲しい。切に願います」とつづり、「応援してくださる皆さん本当に応援いつもありがとう」としめくくった。

 ドイツ捜査当局は4月21日にロシアとドイツの二重国籍の男(28)を拘束。犯行の動機について、爆発によってクラブの株価を操作して利益を得る営利目的だった可能性が浮上している。

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2017年5月21日のニュース