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筑波大 天皇杯初戦でJ3のYS横浜に勝利 磐田入団内定の中野が2得点

[ 2017年4月23日 16:53 ]

 天皇杯は23日、各地で1回戦の11試合が行われ、筑波大(茨城県代表)がJ3のYS横浜(神奈川県代表)に2ー1で勝利した。来季の磐田入団が内定しているFW中野誠也(21)が2得点の活躍。前半28分にMF三笘薫(19)の右サイドからのパスを受けて右足でネットを揺らすと、後半36分むには途中出場のFW北川柊斗(21)のスルーパスに抜け出して右足で決めた。

 身長1メートル72、体重67キロのストライカーは磐田U―18の出身。昨年の全日本大学選手権で最優秀選手に輝いた逸材に対し、複数クラブが獲得に興味を示していたが「育ててもらったジュビロに恩返しがしたい」と争奪戦が本格化する前の1月に進路を決断した。裏に抜け出すオフ・ザ・ボールの動き出しの巧みさが武器で「ボールがないところの動きは(磐田の)名波監督からも認められていると思う。そこは極めたい」と自信を持っている。一方で「組み立ての部分やアシストなど、もっとチームに貢献しないといけない。課題は山積み」と課題も理解している。

 6月21日の2回戦では仙台と対戦する。プロ入り後の試金石となる一戦に向け「公式戦でJ1とやるのは初めての機会。勇気を持って戦わないとJ1には通用しないと思うので、思い切りやりたい。自分がどれだけできるか、問われる試合になる」と言葉に力を込めた。

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2017年4月23日のニュース