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4戦ぶり勝利!大型補強FC東京が乗ってきた

[ 2017年4月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   FC東京3―0新潟 ( 2017年4月22日    デンカS )

新潟に勝利し、サポーターにあいさつするFC東京イレブン
Photo By 共同

 積み込むエンジンが重ければ重いほどトップスピードまで時間を要する。大型補強を敢行したFC東京がようやく軌道に乗り始めた。PKでダメ押しの3点目を決めたFW大久保嘉は「今日は頑張っていた。後半は(DFラインとの)距離感が非常に良かった」と一定の手応えを口にした。

 チアゴ・ガリャルドの高さ、ホニの速さが生命線の新潟がロングボールを放り込む展開。序盤こそ森重&丸山率いる最終ラインが後退して押し込まれたが、1―0の後半からラインを高くした積極的な守備をすることでリズムを取り戻した。

 篠田監督率いるFC東京は前線からの守備が身上だが、昨季からメンバーが大きく変わったこともあり、選手間でイメージを共有しきれなかった。前線と最終ラインの距離が遠ければ、ボールを奪っても攻撃に人数がかけられない。ロングボールを多用せざるを得なくなり、2次、3次攻撃も生まれない。「もっと前から行こうと(守備陣と)話していた」と橋本が言うように、間延びした中盤をコンパクトにする意識が高まり、後半に2点が生まれた。

 加えてこの日は攻守のつなぎ役を担った“リンクマン”のMF高萩も右母趾(ぼし)末節骨骨折から復帰。4戦ぶりの勝利に明るい兆しが見えた。

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2017年4月23日のニュース