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新潟3連敗…年間15位転落でJ1残留へ“いばらの道”続く

[ 2016年9月18日 05:30 ]

<横浜・新潟>後半22分、新潟・ラファエル・シルバ(中央10)がゴールを決めハイタッチで喜ぶが…

明治安田生命 J1第2S第12節 新潟1―3横浜

(9月17日 日産ス)
 新潟はアウェーで横浜と対戦し1―3で敗れた。前半29分に先制点を許すと、後半にも2失点を喫し3失点。後半22分にFWラファエル・シルバ(24)が今季9ゴール目を決めたものの“空砲”に終わった。今季3度目の3連敗を喫し年間勝ち点は「27」のまま。同じ勝ち点だった甲府がこの日引き分けたため年間順位を15位に落とした。残り5試合、J1残留への厳しい道のりが続くことになった。

 3失点の敗戦にも新潟から駆けつけた約3000人ものサポーターはブーイングではなくアルビレックスコールと応援歌で選手たちを励ました。吉田監督も「3000人近くのオレンジ色(のサポーター)が一緒に戦ってくれたけど、イージーに失点したことに尽きる。あり得ない、やってはいけないプレーをしてしまった」と表情もさえなかった。

 守備の要であるDF大野、舞行龍を負傷で欠き、この日も前節の名古屋戦同様に松原、増田、西村の3バックで臨み、守備時にはWBの小泉、コルテースが下がって5バックで守るシステムを敷いた。前半29分に左サイドからクロスを増田、西村の間に上げられ、クリアがかぶってしまい、こぼれ球をMF兵藤に決められ先制点を許してしまった。増田は「イージーなボールでやられてしまった。竜馬(西村)ともっとコミュニケーションを取ってやらないと」と反省しきり。西村も「もっと強くいかなければいけなかった」。後半25分にも1対1を止められずに3点目を許してしまい同29分にはベンチに下がってしまった。

 一矢を報いたのはエースのラファエル。0―2の後半22分にコルテースからのクロスを押し込んで今季9ゴール目を挙げたが勝利には結びつかなかった。「練習してきたことは出せたが、もっと点が取れればよかった」と振り返り「やっていることは表現できている。あとは勝ちだけ」となかなか結果に結びつかないことに悔しさをあらわにした。

 リーグ戦は残り5試合。ラファエルは「サポーターにブーブー言われてもしようがないゲームでも最後まで応援してくれている。恩返ししなくては。残り5試合は注意深く戦っていかないと」とJ1残留のためにも結果を出していくしかない。

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2016年9月18日のニュース