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G大阪 3連勝で2位浮上!井手口が初得点&決勝弾アシスト

[ 2016年9月18日 05:30 ]

<名古屋・G大阪>後半ロスタイム、G大阪・井手口が追加点を決めガッツポーズをする(左は倉田)

明治安田生命 J1第2S第12節 G大阪3―1名古屋

(9月17日 豊田ス)
 ガンバがジワリと来た。G大阪がMF井手口陽介(20)のリーグ戦初ゴールなどで名古屋に3―1と快勝。3連勝で2位に浮上した。

 窮地を若きボランチが救った。1―1の後半20分、リオ五輪代表MF井手口が左へ走り込んで大森からのパスを受けた。ファーのアデミウソンの動きを見逃さず、ピンポイントクロス。決勝点をアシストした。

 1点リードの後半ロスタイムには、中央でボールを受けドリブルで独走。J1初得点となる約25メートルの豪快ミドルを突き刺し3連勝を決定づけた。

 「良い形でアシスト、得点ができた」。屈託のない笑顔が浮かぶ。追いつかれた直後の前半42分に遠藤が右太もも打撲で負傷交代。井手口自身はそれまでにパスミスが続き、警告も受けていたため「オレが代わると思った。(自分がやるという)自覚よりも“良かった”と思いました」と明かす。それだけに両チーム4位の走行距離11・572キロを走りきり、「(19日から)2連休あるので頑張りました」と充実の表情を見せた。

 リオ五輪では2試合に出場。1次リーグ第2戦コロンビア戦では失点につながる痛恨のミスも犯した。ただ、スケールの大きさは同代表の手倉森監督も認める。3月のポルトガル遠征時に面談した時、「オレに気に入ってもらおうというプレーはいらない。自分がどういう選手になってA代表に食い込んでいきたいかを考えてプレーして欲しい」と持ち味の球際での強さをもっと追求するように諭された。闘莉王にも激しくチェックにいく姿勢は、今後の日本にとっても大きな武器となりそうだ。

 チームは2位浮上。「こういう優勝争いをする中で、自分がもっと中心になっていきたい」。成長した先に、第2ステージの優勝がある。

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