インテル監督契約解除　３年２・８億で前アヤックス指揮官が後任に内定

　日本代表ＤＦ長友佑都（２９）が所属するインテル・ミラノは８日、ロベルト・マンチーニ監督（５１）の契約解除を発表した。

　後任は発表されていないが、地元各紙によると、昨季までオランダの名門アヤックスを指揮していた元オランダ代表ＤＦのフランク・デブール氏（４６）が内定。コリエレ・デロ・スポルト紙は、トヒル会長、ボーリングブロークＣＥＯ、アウジリオ強化部長らクラブ首脳がロンドンでデブール氏と会談し、年俸２５０万ユーロ（２億８２５０万円）の３年契約で合意したと報じた。

　ガゼッタ・デロ・スポルト紙は、マンチーニ監督が契約解除に至った理由として経営陣の関係悪化を指摘した。同監督は、契約延長の希望がクラブから認められていなかったこと、クラブの強化方針などに反発。一方でクラブ側は、１４年１１月に就任した指揮官が思ったような成績を残せなかったこと、また選手の育成手腕についても厳しい見方を示していたという。また、選手からも合宿中の練習内容について不満の声が上がっていたということで、５日のプレシーズンマッチでトットナムに１―６で大敗したことを受けて、クラブ首脳が決断を下したという。