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勝つしかないスウェーデン戦、ベスト布陣へ…メンタルの見極めが大切

[ 2016年8月8日 15:19 ]

手倉森監督

リオ五輪男子サッカー・1次リーグB組 日本2―2コロンビア

(8月7日 マナウス)
 リオデジャネイロ五輪のサッカー男子は7日(日本時間8日)、1次リーグ第2戦が行われ、初戦を落としたB組の日本はコロンビアと2―2で引き分け。通算1分け1敗の勝ち点1で決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。スウェーデンと対戦する10日(同11日)の1次リーグ最終戦で日本はどう戦えばいいのか。

 スポニチ本紙評論家の川本治氏(64)は「チームとしてコロンビア戦の戦い方は良かった。前からいってセーフティー・ファースト。スウェーデン戦もコロンビア戦の前半と同じ戦い方でいい」とし、先発メンバーについてはコロンビア戦の先発に大島と南野が入った陣容をベストメンバーに挙げた。GKと4バック、2トップはコロンビア戦のまま、ダブルボランチは遠藤と大島、2列目には南野と中島という4―4―2システムだ。

 「あとは、選手はちょっとしたミスでもやられるということを肝に銘じて、同じ失敗をしないこと。手倉森監督には“勝つために”誰を使うか。日本のためではなく、監督として悔いのない先発を選んでほしい。“もう1回チャンスを与えよう”と思ったらダメだ。フィジカル、コンディションを司(つかさど)るのはメンタル。そこを監督が見極められるか。手倉森監督のリオでの仕事が3試合になるか、4試合になるか。ここが正念場だ」。

 48年ぶりのメダル獲得に向け、勝つしかない手倉森ジャパン。1次リーグ最終戦となるスウェーデン戦は日本時間11日午前7時にキックオフされる。

 ◇川本 治(かわもと・おさむ)1952年(昭27)5月1日、北海道釧路市生まれの64歳。室蘭清水ヶ丘高校2年までGKを務め、中央大進学後以降はFWに転向。古河電工(現J2千葉)では9シーズンに渡ってプレーし、引退後はコーチ、監督、強化部長など要職を歴任した。現在は日本代表戦のほか、カテゴリーを問わずスタジアムに数多く足を運び、誠実な人柄で選手や関係者からの信頼も厚い。

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