川崎Ｆ・大久保、４発快勝も不満「ミスがすごく多い」「いいとは言えない」

＜川崎Ｆ・甲府＞前半、川崎Ｆ・大久保はヘディングでゴールを決める

明治安田生命Ｊ１第２Ｓ第７節 川崎Ｆ４―０甲府

（8月6日 等々力）
　川崎Ｆの元日本代表ＦＷ大久保嘉人（３４）が６日、ホームの等々力競技場で行われた甲府戦で２試合連続となる今季１４ゴール目を決め、Ｊ１通算ゴール数を１７０得点に伸ばした。

　大久保は前半４４分、橋本の左ＣＫに頭を合わせる先制弾。チームは４得点のゴールラッシュで第１ステージから１６戦連続負けなしとなる３連勝を飾り、第２ステージ、年間順位ともに首位をキープした。

　だが、快勝にも試合後の大久保に笑顔はなし。引いて守る甲府に対し「攻撃する時間が長くなるのは分かっていた」と振り返ると、「もっともっと点を取って勝てる試合だったと思う」と４得点にも不満げ。「試合中にもっともっと崩せる場面もある。そこでミスがすごく多いのでチャンスをつぶしている。勝ってるけど、いいとは言えない」と斬り捨てた。

　Ｊ１歴代トップを更新し続ける自身の通算１７０ゴールにも「自分のゴールは今はどうでもいい。チームがもっともっと良くなるためには練習からどんどん伝えていきたい。勝ってるからいいからじゃなく、もっともっと努力してやらないといけない」と語気を強めた。