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FC東京リオコンビ室屋&中島 初J1W先発へ起爆剤になる!

[ 2016年7月17日 05:30 ]

17日柏戦でリオ代表の島と初のJ1先発そろい踏みが濃厚の中室屋

明治安田生命J1第2S第4節 FC東京―柏

(7月17日 味スタ)
 明治安田生命J1第2ステージ第4節は17日に各地で9試合が行われ、FC東京はホームで柏と対戦する。リオデジャネイロ五輪代表メンバーにとっては本大会前最後のリーグ戦で、DF室屋成(22)とMF中島翔哉(21)が初めてそろってJ1で先発出場する見込み。前節13日の福岡戦でロスタイムに失点して逆転負けを喫したチームの起爆剤となり、19日から始まる五輪代表合宿へと弾みを付ける。

 完全非公開で行われた前日練習を終えると、室屋、中島ともに引き締まった表情で帰路に就いた。9日の甲府戦でJ1デビューを果たした室屋は、右サイドバックで3試合連続の先発が確実。この日の練習で主力組に入った中島も、2月28日の大宮との開幕戦以来となる先発の可能性が高まった。リオ五輪のため、この試合を最後にそろってチームを離れる。室屋は「勝って(五輪に)向かいたい」と力を込めた。

 J1の先発メンバーに両者が名前を連ねるのは、今回が初。ともにケガで戦列を離れる時期もあったが、本大会が近づくにつれて調子を上げ、室屋が先発した13日の福岡戦では、中島が途中出場して初めてJ1のピッチに同時に立った。その福岡戦では先制しながら後半ロスタイムに決勝点を許し、まさかの敗戦。2日の鳥栖戦でもロスタイムの2失点で敗れるなどチーム状態は決して万全ではないが、中島は「こういう負け方が多いのには理由があると思う。なるべく(ゲームを)支配して良い試合をして勝ちたいと思います」と静かに闘志を燃やした。

 室屋は今夏に甲府から再び柏に戻ったFWクリスティアーノと対峙(たいじ)する見通しだ。「前も外国人選手がいますし、守備の部分でどれだけやらせないか」と守備の重要性を強調。その上で「チャンスがあれば攻撃の部分で絡んでいければいいと思います」と訴えた。試合前には両選手に花束贈呈が行われる予定。五輪代表コンビは白星を置き土産に、ブラジルへ旅立つつもりだ。

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