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悔やむ主将の阿部「タイトルが必要だった」「勝たないと名前が残らない」

[ 2016年1月1日 18:20 ]

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝 浦和1―2G大阪

(1月1日 味スタ)
 J1第1ステージを制しながら、Jリーグチャンピオンシップ(CS)では年間勝ち点3位のG大阪に下克上を許して決勝進出を逃し、天皇杯でもG大阪に敗戦。終盤の猛攻も実らず、1点差に泣いてまたも無冠に終わった浦和のMF阿部勇樹主将(34)は「整理することが重要。足りないところを上げていかないと」と悔しさを押し殺しながらコメントした。

 序盤に負傷し、手のひらから流血した槙野が執念でフル出場。前半32分に先制されても36分にはFW興梠のゴールで追いつくなど、内容ではむしろ相手を上回っていた。1点を追う終盤には激しい猛攻で決定的なシーンを何度もつくったが、あと1点が遠く、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 「一歩ずつ進んでいるけど、タイトルが必要だった。勝たないと浦和レッズという名前が残らない。大勢のサポーターと新年早々から笑って会えたらよかった。それだけが申し訳ない」と阿部。主将として、敗戦の責任を全身に感じているようだった。

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2016年1月1日のニュース