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死闘制し4強のG大阪・長谷川監督「両チームとも最後まで勝負にこだわった」

[ 2015年9月6日 22:54 ]

<名古屋・G大阪>PK戦で名古屋に勝利し、笑顔で駆け出し喜ぶ遠藤(左)らG大阪イレブン

ナビスコ杯準々決勝第2戦 G大阪2―2(PK10―9)名古屋

(9月6日 パロ瑞穂)
 昨季3冠王者のG大阪が名古屋との死闘を制して2年連続の4強入りを決めた。

 前半7分に名古屋のFW野田が2試合連続ゴールを決めて幕を開けた1戦は、まさに死闘となった。前半41分、G大阪がFW阿部のゴールで追いつき、後半はお互いに無得点となり、1―1で延長戦へ突入。

 だが、延長前半4分に右CKをDF岩下が頭で決めてG大阪が勝ち越せば、延長前半15分にMF小川の右クロスをDF闘莉王が頭で決めて名古屋が追いつき、2―2で120分間を戦い終えた。

 そして、名古屋の先攻で始まったPK戦はお互いに成功の連続で5人が終了。6人目となった名古屋MF矢野、G大阪DF岩下がともに失敗。その後はお互い成功が続き、9―9で迎えた11人目。キッカーを務めた名古屋GK高木がクロスバーに当てて外した後、G大阪GK藤ヶ谷が冷静に決めて、10―9でようやく決着がついた。名古屋のGK高木はPK戦に備えて延長後半15分に楢崎との交代でピッチに入ったが、あまりに非情な結末となった。

 G大阪の長谷川監督は「本当に両チームとも気持ちを出して、最後まで勝負にこだわって戦ったと思う」と胸を打たれた様子。「PKで勝ったのは運もあったが、選手が本当に最後まで戦ってくれたと思っている」と頼もしそうに振り返っていた。

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2015年9月6日のニュース