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新潟レオ・シルバ、相棒離脱も“お得意”仙台戦でゴール量産を

[ 2015年8月29日 05:30 ]

相性のいい仙台戦でのゴールを狙うレオ・シルバ(左)

J1第2S第9節第1日 仙台―新潟

(8月29日 ユアスタ)
 新潟は28日、聖籠町のクラブハウスで、29日のアウェー仙台戦に向けた最終調整を行った。MFレオ・シルバ(29)にとって仙台は、昨季2試合でともにゴールを決めて勝利に導いた相性のいい相手。ボランチの相棒、小泉慶(20)が22日の広島戦で右足第4中足骨を疲労骨折し、戦線離脱。小泉の分も奮闘する意気込みだ。
【J1第2ステージ順位表】

 最終調整のリラックスゲームで、レオはピッチを縦横無尽に駆け回っていた。ゴールを決めて笑顔を見せるなど仙台戦に向けての調整は万全だ。全体練習後のFK練習も、ボランチの新コンビ、MF加藤とともに鋭い弾道のゴールを決めた。

 レオは仙台には相性がいい。昨年はアウェー(3月1日)でPK、ホーム(9月13日)でFKを決め、勝利に導いた。「いい思い出がある。今週の練習で、“仙台戦で決めていたな”と思い出したから、また点を取ることができれば」。レオが不在で負けた今季ホーム戦(0―3)のリベンジを果たすつもりだ。

 前節のホーム広島戦は、攻めこんでも、なかなかゴールが決まらずに零封された。さらに、MF小泉が負傷し、戦線離脱を余儀なくされた。「慶(小泉)がケガをしたのは悲しい現実。慶が抜けるのは悲しいし、つらいけど、チームとしては彼の穴を埋めていかないと」。2年目の小泉の成長を一番、うれしそうにしていただけに、仙台に勝って落ち込む小泉への特効薬とするつもりだ。

 新たにコンビを組むことが予想される加藤については「マサル(加藤)とは1年以上やっているし、誰と組んでもやることは一緒」と話す。「攻守のバランスも、うまくコントロールできると思う。流れによっては自分が前に出ていくこともできる」。守備での貢献はもちろん、積極的にゴールを狙う姿勢も見せた。

 年間順位で15位新潟の1つ上の順位にいる仙台との勝ち点差は5。これ以上、残留争いに巻き込まれないためにも、仙台を叩いて勝ち点差を詰めなければならない。

 「もっと上を目指すためにも、大事なのは勝利すること。僕のゴールで結果を出したい」

 相性のいい相手にゴールを決めて、5試合ぶりの勝利をたぐり寄せる。

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2015年8月29日のニュース