寿人決めた！“憧れ”中山の記録に王手、Ｊ１通算１５６ゴール！

＜広島・名古屋＞前半、ゴールを決め駆けだす広島・佐藤（左）

Ｊ１第２Ｓ第９節第１日 広島５―２名古屋

（8月29日 Ｅスタ）
　広島の元日本代表ＦＷ佐藤寿人（３３）が２９日、ホームのエディオンスタジアム広島で行われたＪ１第２ステージ第９節・名古屋戦でＪ１通算１５６得点目となる今季１１得点目を決め、磐田などで活躍した元日本代表ＦＷ中山雅史（現解説者）が持つＪ１歴代最多記録の１５７得点に王手をかけた。

　佐藤がいきなり決めた。前半６分にＭＦドウグラスのゴールで先制して迎えた同９分、ＭＦミキッチのグラウンダーの右クロスにダイレクトで左足を合わせ、Ｊ１通算１５６得点目を相手ゴールに叩きこんだ。

　佐藤は６月２０日に行われた第１ステージ第１６節・山形戦（Ｅスタ）でＪ１通算１５０得点目を決め、５０得点をマークしているＪ２と合わせ史上初となる通算２００得点を達成。その試合では自身６度目のハットトリックもマークして大勝に貢献し、７月２９日の神戸戦（Ｅスタ）では自身の記録を更新する前人未到の１２年連続２桁得点を達成した。

　今月１１日には、３３歳にして初受賞となる７月度の月間ＭＶＰにも選出されたばかり。三十路を超えてなお日々進化する佐藤が「憧れの人」と公言してやまない“ゴン”こと中山雅史の記録に「あと１」と迫った。