ドイツ　４発快勝で準々決勝進出！期待のマロジャン今大会初ゴール

この日２ゴールのドイツのシャシッチ（ＡＰ）

女子Ｗ杯決勝トーナメント１回戦 ドイツ４―１スウェーデン

（6月20日 オタワ）
　サッカーの女子Ｗ杯カナダ大会は２０日（日本時間２１日）、決勝トーナメントが開始。オタワではＦＩＦＡ世界ランク１位で、前回大会優勝のドイツが同５位のスウェーデンを４―１で下して準々決勝に進出した。ＦＷシャシッチが２ゴール、ＭＦミッタークが１ゴールを決め、今大会トップの５ゴールで並んでいる。

　スウェーデンは、ＤＦ登録の選手を６人投入したものの、ドイツは序盤から積極的に攻撃を展開。ドイツは前半２４分にＭＦミッタークがペナルティーエリアの外から右ポストの内側に先制ゴールを決め、今大会５得点目。同３６分にはペナルティエリア内でミッタークが倒されて得たＰＫをＦＷシャシッチがゴール右隅に決めた。

　後半に入ってもドイツは３３分、ＭＦラウデアのシュートがポストに当たったものの、詰めたシャシッチが頭で決め３点目。このゴールでシャシッチも今大会トップタイの５ゴール目となった。スウェーデンは同３７分に中央のＦＫからＤＦセンブラントが頭で決めて１点を返したが、ドイツは後半から出場の２１歳で背番号１０を背負うＭＦＭＦマロジャンが、同４３分に左ＣＫに中央で滑り込みながらボールを右隅に決め、今大会初ゴールを決め、突き放した。

　ドイツは２６日（同２７日）に行われる準々決勝で、フランスと韓国の勝者と戦う。

　１回戦のもう１試合は中国がカメルーンを１―０で下し、自国開催だった０７年大会以来、２大会ぶりの８強入り。前半に１２分に先制し守り切った。