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清水、10シーズンぶり単独最下位“お得意さま”甲府に零敗

[ 2015年6月21日 05:30 ]

<清水・甲府>最下位に転落し、肩を落とす(左から)櫛引、金子、大前、内田

J1第1S第16節 清水0―2甲府

(6月20日 アイスタ)
 清水はアイスタで甲府に0―2で敗れ、05年第6節以来10シーズンぶりの単独最下位となった。

 過去10戦で一度も負けていなかったカモにまさかの零敗。2点ビハインドの後半38分にPKを失敗するなど、シュート7本を放ちながら不発に終わったFW大前は「決めていれば、勢いに乗れる大事なPKだった。貢献できなかったのは悔しい」と肩を落とした。

 最後までかみ合わなかった。ここ4戦でわずか1失点の相手をサイド攻撃で揺さぶるも、平均年齢33歳の経験豊富な3バックは崩れない。後半7分に1メートル92のFW長沢を投入。同30分には正確な左足を持つDF内田を入れ、FWデューク、FWウタカ、長沢の長身3トップにクロスを送った。だが、ペナルティーエリア内の動きが乏しく「ニアに入ってくる選手が少なかった」(内田)ことで、あっさり跳ね返された。相手DF土屋は「(清水は)中の選手と、外の選手の息が合っていなかった」と涼しい顔だった。

 第1ステージのホーム最終戦を落として単独最下位となり「難しいけど、もう一回やり直したい」と大前。次節27日の敵地・FC東京戦は、独マインツに移籍する日本代表FW武藤のJ最終戦。敗れれば、さらなる屈辱が待っている。

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2015年6月21日のニュース