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柏 ネルシーニョ監督 今季限りで退任「自分の決断を一刻も早く…」

[ 2014年9月17日 13:35 ]

今季限りでの退任を発表した柏のネルシーニョ監督

 2009年からJ1柏の指揮を執るネルシーニョ監督(64=ブラジル)が契約満了に伴い、今季限りで退任することが17日、明らかになった。萩原靖社長(55)の同席のもと、千葉県柏市の日立柏サッカー場で記者会見を行い、発表した。今季の残り試合は指揮を執る。

 今季は天皇杯こそすでに敗退したものの、リーグ戦はここまで9勝8分け6敗の8位で来季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内となる3位・鳥栖とは勝ち点6差につけており、2連覇がかかるナビスコ杯もベスト4入りを果たして10月9、12日に広島と対戦する準決勝を控えている。

 このタイミングでの電撃発表について、ネルシーニョ監督は「ナビスコ杯のタイトルを獲る戦い、リーグ戦での位置を1つずつ上げる戦いは続いている。この会見は送別会ではないが、クラブにお願いして、自分の決断を一刻も早く伝えたかった」とし、「先ほど選手にも伝えた。クラブと双方の合意で決めた」と話した。

 かつてV川崎(現J2東京V)、名古屋でもチームの指揮を執ったネルシーニョ監督は2009年7月にJ2降格危機に直面していた柏の監督に就任。チームは残留を果たすことはできず翌10年からJ2に降格したが続投し、同年のJ2リーグ戦を制して1年でJ1に返り咲きを果たすと、11年にはJ2から昇格して1年目に優勝するというJリーグ史上初の快挙を達成した。

 昨年8月31日には、アウェーの鹿島戦で1―3の敗戦後に突然辞意を表明。だが、クラブが翻意させることに成功し、9月5日に急転続投を表明して今季から就任6年目に入っていた。

 

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2014年9月17日のニュース