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宿敵に雪辱を!武蔵“ケチャドバ”宣言 2戦連発に自信

[ 2014年9月17日 05:30 ]

<男子サッカー練習>セットプレーの練習でボールをクリアする鈴木

 仁川(インチョン)アジア大会に出場しているU―21日本代表は17日、勝てば1次リーグ突破の可能性がある第2戦でイラクと高陽で対戦する。14日のクウェート戦で1月の手倉森ジャパン発足以降、初得点を決めたFW鈴木武蔵(20)は16日、日本代表FW本田圭佑(28)の言葉を引用して、ケチャップのようにドバドバとゴールを量産することを宣言。1月のU―22アジア選手権(オマーン)で敗れた難敵を相手に2戦連発を狙う。

【日程 U-21代表メンバー】

 ケチャップの容器を押す準備は整った。鈴木は練習でクロスからのシュート練習を入念に繰り返した。手倉森ジャパンが始動した1月の中東遠征以来、練習試合を含めて9戦無得点だったが、クウェート戦で初ゴールを決めた。そして迎えるイラク戦。「(ケチャップを)ドバドバ出したいですね。(クウェート戦が)最後の“ボスッ”てならないように」と「ゴールはケチャップのようなもの。出ない時は出ないけど、出る時はドバドバ出る」という日本代表FW本田の言葉を引用して、2戦連発を宣言した。手倉森誠監督(46)も「本当に決めないなあと思っていた」と笑いながらも「そこの世代でエースとして点を取れれば、(チームが)良い方に回ると思う」と期待を隠さない。

 “三度目の正直”を果たす。16年リオデジャネイロ五輪を目指すこの世代はイラクに辛酸をなめさせられてきた。12年U―19アジア選手権では準々決勝で敗れ、翌年のU―20W杯出場を阻まれた。今年1月のU―22アジア選手権でも準々決勝で対戦して敗退。鈴木は2年前こそ出場していなかったが、1月は対戦。「顔を覚えている選手もいる」と悔しさを忘れていない。

 15日には日本選手団の支援拠点となるマルチサポートハウスを訪れて日本食を堪能した。「味噌汁がおいしかったですね」。12日は日本からの出発便が遅れてドタバタの初練習。その後は宿舎の住環境に悩まされてきたが、ホッと一息だ。味噌汁パワーを追い風にケチャップをドバドバ出し、優勝候補の筆頭と目される“天敵”を蹴散らす。

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