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横浜“バナナ問題”制裁金最大1000万円 チェアマン「早め対応を」

[ 2014年8月26日 05:33 ]

 23日にニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜―川崎F戦で横浜サポーターが川崎Fの選手にバナナを振る差別行為をした問題で、横浜にけん責及び制裁金の処分が科される可能性が高くなった。制裁金は500万円程度から1000万円程度になるものとみられる。

 村井満チェアマン(55)は25日、都内のJFAハウスで横浜の嘉悦朗社長(59)から報告を受けた後、取材に応じた。3月8日の浦和―鳥栖戦で、サポーターが「日本人以外お断り」と受け取れる横断幕を掲げた浦和に対しては、けん責と同月23日のホーム清水戦での無観客試合の厳罰を科した。だが、横浜サポーターの差別行為は今回が初めてとあって「10年5月15日、仙台―浦和戦における浦和の最初の差別的行為が基準になる」と目安を示した。当時、浦和にはけん責と500万円の制裁金が科された。

 ただ、当時とは差別問題に対する社会的環境が大きく異なっており「差別に対する社会の厳しい目。リーグの管理体制も高まっている中での事件であることを考慮する」と話した。その一方で、横浜の問題への対応の速さ、妥当性については評価しており「プラス、マイナスを勘案して判断する」とした。

 今後は裁定委員会への諮問を経て、処分が決定される。村井チェアマンは「日時までは特定できないが、早めの対応をと考えている」と“早期決着”を目指していく。

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2014年8月26日のニュース