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アギーレ氏次男が入閣へ 条件面など大筋合意、W杯後にも発表

[ 2014年7月10日 05:31 ]

日本代表次期監督最有力候補のアギーレ氏(ゲッティ)

 日本サッカー協会が日本代表の次期監督候補として交渉を進めるメキシコ人のハビエル・アギーレ氏(55)と条件面などの大筋で合意し、W杯終了後にも発表される見通しとなった。

 9日、日本協会の原専務理事が極秘帰国。アギーレ氏の代理人アルティガス氏のいるスペインに向かっていたとみられ、5日未明に日本をたってから3泊5日という異例のスピード帰国が交渉の順調さを物語る。「今は何も言えない。決まれば全部話しますから」と多くを語らなかったが、“決まれば”の一言に確かな手応えをにじませた。

 関係者によればスタッフ人事面でもほぼ合意しており、強力なパートナーも来日する。アギーレ氏には3人の息子がいて弁護士の長男、サッカー選手の三男はメキシコで活躍中だが、共にスペインで生活し、アギーレ氏が監督を務めるかたわらでアシスタントを務めてきた次男ミケル氏がアシスタントコーチで入閣する可能性が浮上。アギーレ監督のシルビア夫人とともに同行するという。

 またオサスナ時代の02年から12年近くアギーレ氏の下でフィジカルコーチを務めてきたファン・イリバレン・モラス氏、09~10年のメキシコ代表、10~11年のサラゴサで“右腕”だった元メキシコ代表DFマヌエル・ビドリオ氏がヘッドコーチ格で加わる見込みだ。原専務理事は「(交渉は)まだ残っている」と慎重だが、代理人のアルティガス氏は「(去就は)W杯が終わってから」と話しており、最終局面を迎えたことは間違いない。W杯終了を待って「アギーレ新監督」が誕生する。

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2014年7月10日のニュース