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手倉森ジャパン“J3参戦”へ!W杯期間J1中断で主力出場可能に

[ 2014年4月1日 05:30 ]

川崎Fの大島(右)らJ1クラブ所属の若手に実戦機会を与える計画が浮上

 16年リオデジャネイロ五輪出場を目指す手倉森ジャパンがJ3に参戦する計画が31日、浮上した。日本協会関係者が明かしたもので、クラブ側の理解を得られれば6月に予定されているU―21日本代表候補合宿を約1週間の活動とし、その間に行われる2試合に出場させる方針だという。

 今季発足したJ3にはJリーグ・U―22選抜(J―22)が参加しているが、目的は各クラブで出番のない選手に出場機会を与えることで、公式戦のベンチ入りメンバーは、ほとんど参加していなかった。しかし、6月はW杯ブラジル大会が開催される影響で、1日のナビスコ杯を最後にJ1クラブは公式戦の中断期間に入る。そのため、川崎FのMF大島僚太(21)や広島MF野津田岳人(19)らJ1の主力クラスがU―22選抜の一員として出場することが可能になる。

 実現すれば手倉森誠監督(46)にとっては朗報だ。24~26日に行われた東京合宿では、所属クラブのスケジュール上、最終日の練習試合に出場できない選手が複数いた。9月のアジア大会(韓国・仁川(インチョン))ですら、Jリーグ開催期間中であるため、各クラブ1人しか“拘束力”が働かないなど、リオをにらんだ「ベストメンバー」で活動する時間は限られている。J3参戦は戦術の落とし込み、連係を深めるためにも、真剣勝負の公式戦を戦う貴重な場となる。

 6月の合宿中はU―21世代が多数所属する全日本大学選抜との練習試合も「日程が合えばやりたい」(日本協会幹部)と計画中で、既に打診済み。手倉森ジャパンは新戦力の発掘と強化を同時に進めていく。

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2014年4月1日のニュース