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香川ハット予告 古巣にいたずら「5―0」挑発

[ 2013年7月26日 06:00 ]

公開練習でボレーシュートを放つ香川(左)

国際親善試合 C大阪―マンチェスター・ユナイテッド

(7月26日 長居)
 世界ツアー中のマンチェスター・ユナイテッドは、26日にC大阪と親善試合を行う。試合会場の長居スタジアムで25日に最終調整し、10年6月までC大阪に在籍した日本代表MF香川真司(24)も軽快な動きを披露した。国内での自主トレ中には、古巣のクラブハウスを訪問し「5-0勝利」と「ハットトリック」を予告。かつての盟友たちを挑発したアタッカーが凱旋マッチで宣言通りの爆発を見せる。

 超名門の一員として、かつての本拠地に香川が帰ってきた。長居スタジアムに足を踏み入れるのは、日本代表として臨んだ11年10月11日のW杯アジア3次予選タジキスタン戦以来。「セレッソは自分を育ててくれた、世界へ送り出してくれたクラブ。あしたは全力を尽くしたい」。有料公開で約5000人のファンが駆けつけ、何度も声援を浴びた前日練習。トップ下の位置で軽快な動きを見せた背番号26は、10年6月まで在籍した古巣との一戦へ意気込んだ。

 決意を込めた挑戦状も叩きつけた。数日前にC大阪のクラブハウスを訪れると、スタッフルームのホワイトボードに「マンU5-0セレッソ 香川3(得点)、ファンペルシー2」とイタズラ書き。かつての盟友たちを挑発するかのように、自らのハットトリックと圧勝を宣言した。ただ、それを見たC大阪のレヴィー・クルピ監督も黙っておらず「マンU5-6セレッソ」と書き直して香川にメール送信。戦いの火ぶたはすでに切られている。

 チケットが早々に完売したように、日本国中が注目する凱旋マッチ。ただ、香川にとってはモイーズ新監督へのアピールという意味でも無駄にできない一戦だ。「昨季はプレミアに順応するのに時間がかかった。(今季は)最初から結果を残したいし、攻撃の選手としてアシストやゴールという結果が求められる」。後半16分から途中出場した横浜戦(23日)は2-3で敗戦。たとえ親善試合とはいえ、連敗が許されないことも分かっている。勝利を呼び込む予告どおりの大活躍で、香川が真夏の夜の大阪を盛り上げる。

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2013年7月26日のニュース