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日本戦会場外に7万人デモ隊集結 「W杯いらない」とアピール

[ 2013年6月23日 17:54 ]

22日、ブラジル中部ベロオリゾンテのミネイロン競技場近くに詰めかけたデモ参加者

 サッカーのコンフェデ杯・日本―メキシコ戦が行われたブラジル中部ベロオリゾンテの競技場近くに22日、約7万人が集結し、汚職や物価高騰などに反発する大規模デモを行った。

 参加者は市中心部の広場から近郊のミネイロン競技場まで行進。徐々に人数を増やしながら日本戦のさなかに競技場近くに到着、プラカードを掲げて「税金の無駄遣いはもうたくさんだ」などと声を張り上げた。

 ブラジルは来年6月にW杯を控えるが「W杯はいらない」との声も強い。競技場での得点の歓声とともにデモ隊も熱狂。デモ参加者は競技場内の観客数を上回った。

 大半が中間層の若者で平和的だが、ゴミを集めて放火し、道路標識を倒す参加者も。警官隊は催涙弾を発射し、デモ隊は日が暮れると、撤収に追い込まれた。

 AP通信によると、22日にはブラジル全土で約25万人がデモに参加。世論調査では75%がデモを支持しているという。(共同)

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2013年6月23日のニュース