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エース柿谷先制弾!C大阪、連敗ストップ首位浮上

[ 2013年4月11日 06:00 ]

<C大阪・FC東京>後半、先制点を決め舌を出して喜ぶ柿谷

ナビスコ杯予選リーグB組 C大阪2―1FC東京

(4月10日 長居)
 ナビスコ杯予選リーグ、B組のC大阪はFC東京に2―1で競り勝ち、首位に躍り出た。後半10分にエースのFW柿谷曜一朗(23)のゴールで先制。追いつかれたが、同24分にMFシンプリシオ(33)が決勝ゴールを決めた。

 負の連鎖をサクラのエースが断ち切った。0-0で迎えた後半10分、左サイドからMF扇原がクロスを上げると混戦からこぼれたボールは柿谷の目の前へ。右足ダイレクトで放ったシュートは新潟戦に続くナビスコ杯2戦連発弾となり、公式戦2連敗中の嫌なムードを振り払った。

 「最初はシュートを浮かそうかなと思ったけど、転がして打った方がいいかなと。(連敗を止められて)良かった」

 一時は同点に追いつかれながらも、同24分にはバイタルエリアでの細かいパス交換に参加してMFシンプリシオの決勝点を演出。再びFC東京を突き放して予選リーグB組の首位に立った。

 3月30日の仙台戦から12日間で4試合目。連戦が続く中で、今季から背番号8を背負う23歳はとにかく寝ることで体のケアにつとめている。「特別なことをするのは好きじゃないんで。よく寝てはいますけどね」。午後練習のときは朝食を摂ってから再び睡眠。午前練習の際には昼食を食べてからたっぷりと昼寝をする。本能に任せながら体を休めることで好調を維持してきた。

 今季はいまだホーム公式戦は3勝1分けと無敗を誇り、ナビスコ杯のグループ突破も見えてきた。「あと2試合もホームなんで。決勝トーナメントに行くことが大事」。才能を持て余したのは過去の話。雌伏の時を経て長い眠りから完全に目覚めたエースが、これから先もC大阪をけん引していく。

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2013年4月11日のニュース