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ドルトムント劇的!ロスタイム2発15季ぶり4強

[ 2013年4月11日 06:00 ]

<ドルトムント・マラガ>準決勝進出を決め、喜ぶドルトムントイレブン

欧州CL準々決勝第2戦 ドルトムント3―2マラガ

(4月9日)
 欧州CL準々決勝2試合が9日に行われ、昨季、ドイツで2冠のドルトムントは1点を追う後半ロスタイムに2点を奪い、マラガに3―2と劇的な逆転勝ち。2戦合計3―2で97~98年以来、15季ぶりの準決勝進出を果たした。

 4強入りを告げる笛を聞くと、ドルトムントのクロップ監督は「優勝した気分」とピッチへ駆け込んだ。ロスタイムの3分間で2点を奪う劇的な逆転勝ち。「自分の中で何が起こったのか分からない。医者に診てもらわないと。クレージー。生涯最高の気分だ」と喜びを爆発させた。

 負け試合を執念でひっくり返した。指揮官が「CLで最も悪い内容」と振り返ったようにボール支配率こそ62%と高かったが、ミスが多く相手の速攻から2失点。同点に追いついてもアウェーゴール規定で敗退する絶体絶命のピンチに追い込まれた。だが、DFフンメルスを投入してDFサンターナを前線に上げるパワープレーが的中。ともにロングボールのこぼれ球から後半46分にFWロイス、同48分にサンターナが得点した。

 準決勝進出は97~98年以来。00年代は経営危機に陥り低迷したが、08年に就任したクロップ監督が若手を育てて復活した。香川が移籍した後に加入したロイスも3得点に絡む活躍。DFスボティッチが「ハリウッド映画みたいだ」という激勝で勢いに乗った若いチームが、96~97年以来2度目の頂点を目指す。

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2013年4月11日のニュース