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“特別な日”に会心の勝利 佐々木監督「積極的にやってくれた」

[ 2013年3月11日 23:19 ]

デンマークに勝利し喜ぶ(右から)岩清水、山崎、加戸、鮫島、熊谷

アルガルベ・カップ1次リーグA組 日本2―0デンマーク

(3月11日 ポルトガル・ファロ)
 「日本にとって特別な日だから」。先制ゴールを決めたMF川澄はそう表現した。東日本大震災から2年という節目の日。なでしこジャパンはデンマークを2―0で下し、今大会の、そして2013年の初白星を飾った。

 大黒柱の澤や宮間をメンバーから外して臨んだ今大会。勝利には固執していなかったが、この日だけは違った。佐々木監督が「勝たないと日本の皆さんに失礼。まず勝つ」と宣言した通り、勝利に執着した。

 前線からのプレスでリズムをつくり、前半17分、川澄のクロス気味のボールは「絶対に勝ちたいという気持ち」を乗せてGKの頭を越え、そのままゴールに吸い込まれた。同41分には宇津木のパスで相手DFの裏に抜け出した大儀見が、GKとの1対1を冷静に制してシュートを決めた。

 「きょうは守備もアタックも積極的にやってくれた。それが勝利につながった」と指揮官も納得の勝利。1次リーグは1勝2敗と、決して満足できる内容ではなかったが、勝ちにこだわった試合で狙い通り勝てたことは大きい。大儀見は「このメンバーでやれる最後の試合。また、いい内容で勝って終わりたい」と、13日の5位決定戦に目を向けていた。

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