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明石の「タコ展長」が占う…なでしこは「銀」

[ 2012年7月19日 06:00 ]

足1本を日本のタコつぼにかけながら、アメリカのタコツボに収まったタコ展長

 先月、ロンドン五輪での日本のメダル獲得数予想で“占いデビュー”を果たした明石タコの「タコ展長」が、今度は女子サッカーの優勝国を大予想!兵庫県明石市の明石浦漁業協同組合でこのほど、本紙が予想する4強――日本、米国、英国、ブラジルのうち、どこが優勝するかを占った。2010年W杯で一躍有名になったドイツの占いタコ「パウル君」に負けじと、10数分間迷った末にタコ展長が選んだのは…

 潮流の速い明石海峡で育った明石タコは身が締まり、味も最高級と言われる。中でも、同漁協の理事でタコ漁師の井上英之さん(49)らの厳しい目利きで選ばれた元気のいいタコは常時10匹が「タコ展長」候補として同所に控える。今回、本紙取材のために選ばれたのはメスの1歳。井上さんに墨を吹くなど、占う前からおてんばぶりを発揮した。

 水槽に放たれると、タコ展長は左端のブラジルのつぼ付近へ向かった後、激しく泳ぎ回り、右端の英国のつぼの上に張りつき落ち着いた。そのまま英国のつぼに入るかと思われたが、また泳ぎ始め日本のつぼの前でストップ。見守る人々が色めき立つ中、思案した末にタコ展長は左側へ移動し、米国のつぼに吸い込まれるように収まった。

 井上さんは「米国のつぼに入るとき、右横の日本のつぼに1本足がかかってたからね。迷った末に米国、と予想した感じかな。今の様子だと米国が金、なでしこが銀やろね」と解説。日本の銀。なかなか説得力ある見立てだが、結果はいかに?

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2012年7月19日のニュース