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阿部 前半で交代…悔しさ残るザック体制初先発

[ 2011年9月7日 06:00 ]

<ウズベキスタン・日本>ドリブル突破する阿部

W杯アジア3次予選C組 日本1―1ウズベキスタン

(9月6日 タシケント)
 ウズベキスタン戦がちょうど30歳の誕生日となったMF阿部勇樹が、4―2―3―1の右ボランチで先発した。

 昨年6月のW杯南アフリカ大会ではアンカーとして全4試合に先発したが、代表での先発は岡田ジャパンのラストマッチとなった昨年6月29日のW杯決勝トーナメント1回戦パラグアイ戦以来。ザックジャパン初の先発となった阿部は前半28分からのシステム変更では4―3―3のアンカーの位置に入った。

 市原(現J2千葉)時代に最年少記録(当時)の16歳10カ月30日でJリーグデビュー。そこからケガと闘いながらもJリーグ、代表、そして昨夏にイングランド2部レスターに移籍してからは“欧州組”の1人として、着実にキャリアを重ねてきた。

 あっという間の三十路(みそじ)突入に「この俺が30歳なんて…」と笑うが、5月に東日本大震災の支援活動で、宮城県を訪れた際には「テレビに映って活躍する姿を見せる」と被災地の子供たちに宣言。1年3カ月ぶりとなる代表戦での先発で、その約束を果たした。

 だが、前半だけでMF清武と交代。悔しさの残る先発復帰戦となった。

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2011年9月7日のニュース