「代表になれる逸材」ゴトビ監督“スモールライオン”に期待

ゴトビ監督（後方）の期待を担う大前

　Ｊ１清水の“スモールライオン”が、ホーム開幕戦で鹿狩りを任命された。ゴトビ監督はＭＦ大前に「小さなライオン」とのニックネームを授けたことを明かし、１２日の鹿島戦（アウスタ）で昨年に続くチーム初得点を期待。監督は今後もニックネームをつけて選手を売り出していく方針で、先駆けの大前が、鹿島にかみつく。

　チームは７日から３日間連続で２部練習を敢行。１０日は非公開練習にして「敗戦から選手はいい反応を見せている」とゴトビ監督は０―３で敗れた５日の柏との開幕戦後の修正に手応え。中でも戦術理解度が高いＭＦ大前を「元紀（大前）には小さなライオンというニックネームを与えた。代表になれる逸材。両足ともいいキックをするからね」と絶賛した。

　柏戦では自身初となる開幕先発を勝ち取り、オーバーヘッドを含む、チーム最多のシュート２本を放った。それでも大前は「スペースがあったので（右サイドバック）辻尾くんをうまく使って押し上げたかった」と反省。鹿島戦へ「伸二さん（小野）とうまく連係してやりたい」と意欲を高めた。