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U―22に“香川の壁”5月下旬ドルトムント戦

[ 2011年3月11日 06:00 ]

シーズン終了後の5月に“凱旋マッチ”が浮上した香川

 ロンドン五輪を目指すU―22日本代表が5月下旬にもMF香川真司(21)率いるドルトムントと強化試合を行う計画が10日、明らかになった。関係者によると、ドイツ人の代理人トーマス・クロート氏が今月4日に日本サッカー協会を訪問。ドルトムントのシーズン終了後の東アジアツアーについて話し合い、その目玉に関塚ジャパンとの“凱旋マッチ”が浮上したという。

 U―22代表は6月19日から五輪2次予選を戦う。強化策として29日にウズベキスタン戦を行うが、その後は6月1日の親善試合(相手は交渉中)まで実戦はない。現在、ドイツで首位を走る強豪の胸を借りるとなれば、これ以上の強化はない。クロート氏はドイツのサッカー専門誌キッカー誌上でもU―22代表戦の実現を示唆している。

 ドルトムントの今季最終戦は5月14日。その後の1~2週間をファン拡大ツアーに充てることが慣例化しており、日本も重要なマーケットに指定された。既に主力のMFシャヒンらは、香川に「日本を案内しろよ」と話している。

 ロンドン五輪では香川の合流も確実視される。同誌によれば、1月のアジア杯で右足甲を骨折した香川は2週間ほどで練習を再開し、来月1日にはドイツに戻る予定だ。「4月中の復帰は現実的でないが、順調」とクロート氏。U―22代表との一戦が復帰戦となる可能性もあり、実現すれば関塚ジャパンにも最高の発奮材料となりそうだ。

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2011年3月11日のニュース