×

李 チーム新5戦連発!A代表入り間近?

[ 2010年10月25日 06:00 ]

 【広島3―0湘南】乗りに乗っている男が決めた。広島のFW李忠成が先制ゴールを挙げ、リーグ戦は5試合連続で計6得点。J2で佐藤寿が6戦連発を記録しているが、J1では94年のハシェック、97年の高木の4試合連続を更新するチーム新記録で流れを呼んだ。試合後は「先発で出れば、点を取って負けないというつもりでやっている」と力強かった。

 広島らしい小気味いい崩しからのゴールだった。右のMF森脇からのサイドチェンジをMF山岸が折り返す。MF森崎浩のミドルシュートのこぼれ球を頭で詰めた。「雨が降っていたので、GKがはじくボールを意識していた」と李。得点のにおいをかぎ分けた。
 16日の前節磐田戦では視察した日本代表ザッケローニ監督の目の前でゴール。アジア杯予備登録メンバーの候補としてリストアップされていることが判明した。この日のゴールで初のA代表入りへまた一歩近づいた。
 チームもリーグ戦8試合連続で負けなしと上昇気流に乗ってきた。李は「チームの状況がいいので、僕の連続ゴールにつながっている」と謙そんするが、点取り屋の好調が相乗効果を生んでいる。

 ≪チーム最多を13年ぶりに更新≫広島FW李忠成がリーグ戦5試合連続ゴール。94年ハシェック、97年高木琢也が記録した4試合連続得点のチーム最多記録を13年ぶりに更新した。J2時代には03年に森崎浩司、08年に佐藤寿人が5試合連続を記録している。ちなみにJ1の連続試合得点記録は97~98年のサリナス(横浜M)の8試合連続。

続きを表示

2010年10月25日のニュース