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元事務局長も“おとり取材”引っかかった

[ 2010年10月25日 06:00 ]

 24日付の英紙サンデー・タイムズは、サッカーの2018年と22年のW杯招致で、国際サッカー連盟(FIFA)のゼンルフィネン元事務局長が一部理事の票は「金銭次第だ」と買収可能であることを明かし、その仕方まで説明したと報じた。

 同紙は先のおとり取材で理事2人が投票の見返りに多額の資金援助を要求したと報じ、両理事は暫定職務停止となった。元事務局長にも、招致を目指す米国のロビイストを装った記者が接触し、理事の買収方法などについて指南を受けた。
 複数の接触機会で、元事務局長は「彼はカネだけだ」「彼はカネより女だ」などと生々しく語り、21万ポンド(約2700万円)で自身が仲介役を買って出たという。
 記事は、18年大会招致を目指すスペインと22年に立候補しているカタールが、背後で手を結んでいるとの元事務局長の指摘も伝えた。日本は22年の招致を目指している。

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2010年10月25日のニュース