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ファンペルシー2発!主力温存も好連携

[ 2010年5月28日 06:00 ]

<オランダ・メキシコ>ゴールを決め祝福されるファンペルシー

 W杯南アフリカ大会に向けた親善試合が26日に各地で行われ、オランダはメキシコに2-1で勝利。22日の欧州CL決勝に出場した司令塔のMFウェスリー・スナイダー(25=インテル・ミラノ)ら主力3選手を欠きながらも、1トップで起用されたFWロビン・ファンペルシー(26=アーセナル)が2得点を挙げるなど、層の厚さを見せつけた。

 “飛車、角、金落ち”でもオランダは強かった。欧州CL決勝に出場したMFスナイダー(インテル・ミラノ)、MFロッベン、MFファンボメル(バイエルンM)ら主力組を温存した布陣でメキシコを撃破。特に前半はFIFAランク17位の相手にシュート数8対2と圧倒し、ファンマルバイク監督は「前半は素晴らしかった。8人で攻撃した感じで、次々とチャンスをつくって圧倒できた」と手放しで喜んだ。
 日本の脅威となる豊富な攻撃の形を披露した。前半17分の先制点はパスでの崩し。GKから9本のショートパスをつなぎ、最後はMFファンデルファールトの左クロスからFWファンペルシーが右ボレーで合わせた。同42分の追加点は速攻。相手クリアをカットしたMFカイトのパスからMFアフェライが右クロスを上げて、ファンペルシーが今度は左ボレーで豪快に蹴り込んだ。
 右足じん帯を断裂した昨年11月のイタリア戦以来の代表戦でファンペルシーが完全復活し「前半はいい連係を見せられた」と笑顔。1トップ起用にメドが立ったことで、“内紛”が伝えられるほどの攻撃陣の先発争いはさらに激しさを増しそうだ。

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2010年5月28日のニュース