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強豪との対戦を想定 中盤の底に阿部 右に遠藤 左に長谷部

[ 2010年5月28日 11:01 ]

シュート練習をする阿部(手前)。左から3人目は遠藤、右端は岡田監督

 【W杯日本代表直前合宿】27日のミニゲームで、岡田監督は中盤の底に阿部(浦和)を置き、右に遠藤(G大阪)、左に長谷部(ウォルフスブルク)の両守備的MFを配する新布陣を試した。

 阿部が「代表でこの位置はやったことがない」と言う守備を重要視した模索。岡田監督は30日のイングランド戦を想定したことを明らかにした。強力FWエトー(インテル・ミラノ)が相手となるW杯1次リーグ初戦のカメルーン戦も見据えているようだ。
 前半早々に先制され、0―2で敗れた24日の韓国戦。岡田監督は「前半を0―0でいくのが目標だった。うちは先制点を取られると厳しい」と振り返り「前半は守備的な選手でやって、後半にボールを回せる選手を使うことを考えないといけない」と語っていた。
 サイドバックも長友(FC東京)を右に移し、左には本職ではないがボール奪取力に定評がある今野(FC東京)を置いた。これまで右のレギュラーだった内田(鹿島)は攻撃力はあるものの、守備にやや難があるからだ。
 「コンディションは悪くない」(岡田監督)と言う内田を外したところに、本大会を見据えてかじを切ろうとする指揮官の考えが透けて見えた。(共同)

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2010年5月28日のニュース