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訪れたのはわずか7人 日本代表合宿 声援飛ばず静かな練習

[ 2010年5月28日 07:28 ]

 W杯南アフリカ大会に出場する日本代表がスイスで練習に励んでいるが、声援を飛ばすサポーターはまばら。24日の韓国戦に完敗した影響なのか、エース・中村俊輔が左足痛で調子が上がらないためなのか、前回ドイツ大会に比べても応援の盛り上がりは感じられない。

 ザースフェーはジュネーブから約130キロ。電車で約2時間、さらにバスで1時間ほど。残雪を望むグラウンドを26日訪れた日本人は7人。名古屋市の浅野敏久さん(58)は家族3人で旅行中に立ち寄った。本田の動きを見て「日本の殻を破るキャラクター」と期待を寄せたが、サポーターの少なさに「初日だからかな。ちょっと少ないね」と寂しそう。
 前回ドイツ大会は、試合会場に近かったこともあり合宿地のボンに1日100人以上が訪れ、ふがいないプレーにはブーイングも飛んだが、ここではゲキもほとんどなく、静かな練習が続く。
 27日の練習は午前と午後の2回。どちらも訪れた日本人は数人で、観客席は地元の住民ばかり。日本での練習ならば、サポーターが激励の横断幕を掲げるのが定番だが、スイス在住の夫婦が遠慮がちに1メートル大の日の丸を広げ、日本サッカーが好きだというスイス人の青年(24)が「OKAZAKI+MORIMOTO=GOAL」と書かれたフラッグを掲げただけだった。(共同)

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2010年5月28日のニュース