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内田、ドイツ移籍へ 危機感が海外挑戦を後押し

[ 2010年5月13日 10:32 ]

スポニチ

 ワールドカップ南アフリカ大会の日本代表で、J1鹿島のDF内田篤人(22)が、ドイツ1部リーグのシャルケへの移籍で基本的に合意した。

 初めて挑むW杯を目前にして、内田の夢が実現する。危機感が海外へと後押ししたのだろう。欧州でレベルの高いリーグの一つに所属する強豪への移籍が確実になった。
 2007年のU―20(20歳以下)W杯や08年の北京五輪に出場して実感したのは、年齢を重ねるごとに広がる世界との差という。北京五輪で対戦したナイジェリアを引き合いに出した。「体が強いとかジャンプ力がすごいとか言われるけど、あいつらサッカーがうまい。日本もとどまっているわけじゃないけど、伸びは違う気がする」と話したことがあった。
 その差を埋めるためには「そういう場でやるしかない、若いうちに」とも言った。契約を約3年残す鹿島も、その挑戦を容認した。岡田ジャパンでも主力になるサイドバックが、W杯後はドイツに戦いの場を移す。

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2010年5月13日のニュース