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堂々と歩ける!影薄かった「ロス・インディオス」48年ぶりV

[ 2010年5月13日 09:07 ]

 【アトレチコ・マドリード2―1フラム】アトレチコ・マドリードの愛称の一つが「ロス・インディオス」で、1970年代から積極的に南米選手を獲得したことに由来する。62年に欧州カップウイナーズカップを制して以来となる欧州主要カップ戦優勝の殊勲者は、ともに南米出身。伝統は息づいていた。

 前半32分、シマンのパスを受けたアグエロが左足でシュートしたが勢いを欠いた。これをフォルランが右足に当て、コースを変えて先制した。
 息詰まる延長後半には、左サイドでゴールラインから切り返したアグエロの左クロスに、フォルランが絶妙なタイミングで走り込んだ。右足で引っかけたようなシュートで右隅に決めた。
 ドイツに駆けつけた熱狂的なサポーターから「ウルグアイ」コールを浴びたフォルランは、満面の笑みで「マドリードでは、大勢の人に赤と白(ユニホームの色)を着て迎えてほしい」と喜んだ。名門レアル・マドリードに比べて影が薄いものの、今季は無冠で終わりそうな宿敵を横目にして、堂々と首都を歩くことができる。(共同)

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2010年5月13日のニュース