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優勝信じ「ピクシー、オーレ」大合唱

[ 2008年11月30日 20:57 ]

 【J1・名古屋3―1札幌】名古屋が逆転優勝へ望みをつないだ。苦しみながら逃げ切っての勝ち点3に、ストイコビッチ監督は「今季ホームのラストゲーム、重要な試合だった」と息をついた。

 序盤に2点を奪った。前半6分、ペナルティーエリアすぐ外、ゴール正面から小川がFKを決めた。同12分にはヨンセンのヘディングを相手GKがはじいたところに杉本が詰めて押し込んだ。「きょうは僕らしいゴール」と杉本は胸を張った。
 しかし、後半は何度も決定機を逃し、嫌なムードが漂った。25分には守備陣のミスからダビにボールを奪われ、ドリブルで持ち込まれて失点。前節の京都戦で2点リードを失った苦い記憶がよみがえる。それでも後半ロスタイム、途中出場の米山が強烈なFKでダメ押し点を挙げる。「きちっと枠に入れるだけだった」。重苦しい雰囲気を変え、勝負をつけた。
 試合終了後、悲願のリーグ初制覇を信じるサポーターから「ピクシー、オーレ」の大声援を受けたストイコビッチ監督は「リーグはまだ終わっていない。名古屋のサッカーは美しいんだというのを見せたい」と、勝利が絶対条件の最終節を見据えた。

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2008年11月30日のニュース