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ロスタイム劇的弾!山形“勝って”J1へ

[ 2008年11月30日 18:13 ]

 2―2で迎えた後半ロスタイムに歓喜のときが訪れた。渡辺のシュートが相手DFに当たり、こぼれ球が豊田の前へ。「一瞬、時が止まったみたいだった」。左足で勝ち越しのゴール。山形が悲願のJ1昇格を決めた。

 3位の仙台が敗れたため、結果的に引き分け、負けでも昇格だった。それでも、「勝って上がりたい」というチームの思いが土壇場で愛媛ゴールをこじ開けた。1点を追う後半43分、石川がFKを直接決め、同点。そして最後は途中出場のベテラン財前の突破が得点につながった。
 第3節の岐阜戦で5失点。この敗戦がチームを変えた。「4月から6月は基礎的な練習を徹底した」と小林監督。今節を終え、総失点はリーグで2番目に少ない40。強固な守備、芽生えた自信がチームを支えた。
 「一歩ずつ、成長を感じた1年だった。でももっとステップアップしないといけない」と主将の宮沢。さらなる飛躍を誓い、初めてのJ1の舞台に挑む。

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2008年11月30日のニュース