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8戦勝ちなし…運にも見放された磐田

[ 2008年9月21日 06:00 ]

<磐田・横浜>横浜に敗れ、サポーターの前で頭を下げる中山(右)ら磐田イレブン

 【磐田0―1横浜】磐田は正念場の一戦でも本来の力を発揮できなかった。最大のチャンスは後半35分。左サイドの絶好の位置から上田が蹴ったFKを前田が頭で合わせたが、GKに阻止された。このこぼれ球をジウシーニョが空振り。さらに田中のシュートはDFに当たり、そのこぼれ球を拾ったジウシーニョのシュートは右ポストを直撃。まさに運にも見放されたワンシーンだった。

 後半23分に中山を投入して3トップで反撃を試みたが、チームワーストタイの3試合連続無得点。8戦勝利なしはチームワースト記録を更新した。

 オフト監督は「前半は(選手が)ゲームを恐れていたが、失点して開き直った。希望を持てる」と話したが、入れ替え戦どころか自動降格の17位・千葉に勝ち点2差に迫られた。今後は、かつて常勝軍団だったが故に経験したことのない重圧との戦いが待ち受ける。

 5月にストラスブール(フランス)で2部に降格したロドリゴは「もう少し順位が上なら自由にやれるが、この状況でボランチは前に行けないよ」と話した。戦術や布陣より、呪縛(じゅばく)を解き放つことが先決になってきた。

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2008年9月21日のニュース