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好機演出!リケルメさすがの存在感

[ 2008年7月30日 06:00 ]

<日本・アルゼンチン>前半、パスを出すリケルメ

 【アルゼンチン1―0日本】アルゼンチンは苦しみながらも結果を出した。豪雨となった後半23分、アグエロからパスを受けたディマリアがDFをかわし、ゴール右隅へ決勝点。調整中で切れを欠いたアルゼンチンだが、少ない好機をものにした。

 「仕上がりは60~65%。後半たまたまチャンスがあっただけ」とバティスタ監督。全体的に運動量が少なく、バルセロナの派遣反対によるメッシ不在で本来の迫力も欠いた。それでも、リケルメが前半7分に左サイドのディマリアを走らせて好機を演出するなど存在感を発揮。A代表にも君臨する司令塔は「まだ本調子ではないけど、後半は良くなった」と話した。

 今年2月からマスケラーノとともに五輪代表の親善試合に出場するなど準備を進めてきたリケルメ。U―23が中心で、サッカー界では軽視されがちな五輪だが「名前を見たら誰でも期待する顔ぶれ。金メダルのために全力を出し切りたい」と訴える。雷雨による打ち切りというハプニングはあったが、優勝候補が五輪連覇という夢への一歩を日本で踏み出した。

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2008年7月30日のニュース