モーリス次走は天皇賞・秋　年末香港遠征で引退へ

　札幌記念で２着に終わった昨年の年度代表馬モーリス（牡５＝堀）が年末の香港遠征を最後に現役を引退して、来年から種牡馬となることが分かった。２２日、馬主の吉田和美氏の夫でノーザンファーム代表の吉田勝己氏が話した。

　今後について、「天皇賞・秋（１０月３０日、東京）に行くしかないでしょう」と明言。「札幌記念は馬場もあるけど、馬も緩かった。今度は牧場（ノーザンファーム早来）にいる時からしっかり負荷をかけていくし、大丈夫ですよ」と巻き返しに自信を示した。

　また、「ラストは香港（１２月１１日、シャティン）です」と明かした。なお、鞍上は天皇賞・秋がムーア。香港はムーアかモレイラのいずれかとなる見込み。