福島で待望のJRA初V!菜七子12日金沢初参戦“冠レース”で歓迎

[ 2016年4月12日 05:30 ]

10日の福島競馬でJRA初勝利を挙げた藤田菜七子

 福島で待望のJRA初勝利を挙げた新人女性騎手の藤田菜七子(18)は12日、金沢競馬に初参戦する。川崎、高知、浦和に続いてこれが自身4場目の地方参戦。菜七子は「たくさん乗せていただけてありがたい。一鞍一鞍大切にして、少しでも技術を向上させたい。今はどこでも乗りたいという気持ちです」と意気込みを語った。

 当日は交流競走「能登金剛賞」のキングヘラクレス(牡3=清水英)を含め、計7鞍に騎乗。金沢は1R「ようこそ藤田菜七子騎手杯」など、12R中3Rのレース名を変更して中央のアイドル騎手を歓迎する。事業局の竹元勝さんは「うちは競馬場では珍しい地元の新鮮なネタを使った寿司屋もあるし、たくさんのお客さんに来ていただいて喜んでもらいたい」と話した。

 13日は船橋で5鞍に騎乗、1Rでは社台ファーム代表・吉田照哉氏の所有馬エレガントルージュへの騎乗が決まった。そして、土日はまた福島へ。ハードな日程が続くが、本人は「体調は問題なく元気です!」ときっぱり。地方での経験が涙の初Vを導いたのは間違いない。百万石級の未来へ、菜七子の武者修行は続く。

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2016年4月12日のニュース