菜七子、初体験“圧逃”2連勝 金沢で連対率5割超え

[ 2016年4月12日 16:54 ]

<金沢競馬2R>スガノデュランダルに騎乗してレースを制した藤田菜七子騎手

 10日の福島競馬で待望のJRA初勝利を挙げた新人女性騎手の藤田菜七子(18=美浦・根本)が12日、金沢競馬に参戦し、自身初の2連勝を果たした。この日は7鞍で2勝2着2回と好騎乗。レース名に自らの名前が入った冠レースで勝利することはできなかったが、連対率5割超えの“菜七子フィーバー”に金沢の競馬ファンが沸いた。

 2R(ダート1500メートル)は、単勝2番人気のスガノデュランダル(牝4=金田一)で見事1着。好スタートから先手を奪い、しっかりした手応えで直線に向くと、楽に押し切った。

 3R(ダート1400メートル)では、圧倒的1番人気・スリーナイトダリア(牡4=菅原)で2馬身差の快勝。好スタートから先頭に立って快調に飛ばすと、後続を寄せ付けず、ゴール板を駆け抜けた。

 1R「ようこそ藤田菜七子騎手杯」(ダート1400メートル)は、2番人気ネオジェネラル(牡6=田嶋幸)に騎乗して4着。5R(ダート1500メートル)は、2番人気のメインアクト(牡3=加藤義)で頭差の2着だった。6R「藤田菜七子騎手来場記念」(ダート1400メートル)は断然1番人気のサラゴールド(牝3=金田)に騎乗したが、逃げ粘れず2着。9R「がんばれ菜七子さん!」(ダート1500メートル)は、断然1番人気のハーベストブルー(牝4=金田)で8着。11Rの交流競走「能登金剛賞」(ダート1500メートル)は4番人気キングヘラクレスで11着だった。藤田はこれで通算5勝(地方4勝を含む)。

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2016年4月12日のニュース