【日経新春杯】ベルーフ “追える”鞍上得てチャンス到来

[ 2016年1月14日 16:03 ]

<日経新春杯>CWコース3頭併せで楽に先着するベルーフ

 “仕切り直し”だ。中山金杯を左前肢挫創で除外になったベルーフが間髪入れず日経新春杯にホコ先。しかも突き進めて“攻め”に打って出られるのが池江厩舎の強さだろう。今回鞍上にはアイルランドのデクラン・マクドノーを起用。木曜朝、さっそく感触を確かめた。

 先行する3歳500万ジークカイザー、4歳500万クィーンチャームの内からはじけるようにグイグイ抜け出す。条件馬が相手なら引き離すのは当然だが、鞍上のアクションも加わり実にパワフル。叩きつけるような激しい脚さばきが、4歳馬の勢いを感じさせた。鞍上のマクドノーも同感だったようだ。

 「思っていたよりズブかった。フィジカル的にスタミナがあると思ったよ。距離は持ちそう。金杯の2000メートルより、この距離の方が合うんじゃないかな」

 重賞制覇のチャンス到来とばかりに目を輝かせる。ベルーフに“追える”鞍上はうってつけ。人馬ともに転機となりそうなG2戦だ。

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2016年1月14日のニュース