【有馬記念】ルーラーシップ、出遅れ防止へ秘密兵器投入

[ 2012年12月19日 06:00 ]

ルーラーシップはTVカメラにポーズ!?

 ルーラーシップは課題のゲート難克服に向けて尾つりロープという馬具を投入。14日にはウィリアムズを背にゲート練習を行った。山田助手は「ジョッキーに確かめてもらったが問題なかった」と感触を得ている。この馬具は鹿戸雄師が馬術の教本をヒントに開発した。

 尻尾を引っ張ると尻を落とさなくなる馬の特性に目を付けた同師は、ナイロン製のひもの端を尻尾の付け根にくくりつけ、もう一方の端を鞍の後ろに装着。ゲートの中で騎手がひもを引っ張ると、尻尾の付け根を刺激し尻を落とさなくなってスムーズに出る。「ダイワマックワン(中央5勝)は、この馬具を着けてオープンまで出世した」と同師。その後、ナイロン製の馬具は藤沢和師の手で革製に改良され、ルーラーシップを管理する角居師へと伝わった。実際にレースで使用するかは決まっていないが、陣営は国内G1タイトル獲得に向け万全の態勢を整える。

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2012年12月19日のニュース