【有馬記念】ナカヤマナイト 中山5戦5連対、最高の舞台

[ 2012年12月19日 06:00 ]

調教を終えて森林馬道を通り、厩舎に戻るナカヤマナイト

 朝の調教を終え、北馬場の端にある新厩舎に戻ったナカヤマナイトに二ノ宮師が頼もしげな視線を注いでいた。「馬体に幅が出て最高の状態。おそらくプラス体重で出走することになるだろうが、本当に充実している」

 天皇賞・秋9着後、ジャパンCを自重して暮れの大一番まで待機。この選択が正解だった。短期放牧で疲れを取り切り、11月中旬から追い切りを重ね、万全の仕上がりを迎えつつある。

 4歳時にオールカマー1着→天皇賞・秋大敗→ジャパンC自重…のローテーションは07年の優勝馬マツリダゴッホと同じ。9番人気の伏兵が天皇賞・秋、ジャパンCを連戦して疲れの取れないG1ウイナーを一蹴した。「中山の方が(東京よりも)走りやすい」(同師)という5戦5連対のコース相性を味方に付ければ…。歴史は繰り返す。

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2012年12月19日のニュース